大まかな考え方としては、年収よりも、仕事の内容が張り合いのあるものかどうかの方を重視した方が、幸せな場合が多いだろう。ただし、人間のものの感じ方には、プラスの変化よりもマイナスの変化のインパクトを大きく感じる傾向があり、年収一〇〇〇万円が年収二一○○万円に変わる変化の喜びの感じ方よりも、年収八〇〇万円になる場合の不快感の方がずっと(たぶん二・五倍くらい)大きい。経済学に興味のある人に補足すると、これは、二〇〇二年にノーベル経済学賞を取ったダユエルーカーネマンのプロスペクト理論という理論の重要な仮定の一つで、数多くの心理学的な実験で裏づけられている。
[参考情報]
日本創造教育研究所クチコミBlog - 日創研のレビュー
http://www.aicm.biz/
日本創造教育研究所 Facebook
http://ja-jp.facebook.com/nisouken
研修一覧 社員研修なら日本創造教育研究所
http://www.nisouken.co.jp/000071.html
基礎コース(SA)、変革コース(SC)、実践コース(PSV) 社員研修なら日本創造教育研究所
http://www.nisouken.co.jp/000434.html
「前よりも減る」とか「他人に負ける」とかが、ひどく悔しいことについては、共感される方が多いのではなかろうか。このようなわけで、お金の変化に関して、増える場合と減る場合は、心理的に対称には評価できない場合が多いので、この点は多少注意が必要かもしれない。なお、余談だが、過去の自分や他人(たとえば平均値)と較べて、「勝ち」よりも「負け」の方を強く感じるということは、相対評価によって報酬に差をつける、陰気な成果主義のシステムにあっては、同じメンバーに同じだけのボーナスを配っても、メンバーに平等にボーナスを配るよりも、複数の個人の満足感を単純に合計できるとすれば、メンバー全体の満足感が低下していて当然だということになる。陰気な成果主義がうまくいかない理由の一つとして、つけ加えておく。