アーカイブ

令使者の口上と結納品受け渡しのあいさつ

両家では、当日は家の内外を掃き清めて結納品を座敷の床の間に飾り、家族書、親族書も片木盆にのせてかたわらに置きます。床の開にはめでたい図柄の掛け軸をかけて花を活けておき、本人、両親は服装をととのえて使者(多くの場合、仲人)の到着を待ちます。仲人はまず、男性側の家に赴きます。使者が到着したら本人と両親は玄関まで出迎え、座敷へ招じ入れます。席についてからの使者と男性側とのあいさつは、つぎのように行なわれます。使者「本日はお日がらもよろしく、まことにおめでとうございます。ご両家のご婚約がめでたく相ととのいまして、おめでとうございます」父親または本人「本日は、お忙しいところをまことにご苦労さまでございます。どうぞ万事よろしくお願いいたします」桜湯などを出したあと、結納品をのせた台(献上台)を使者の前に置き、父親または本人「しるしばかりの結納でございますか、○○家(女性側)へお届けのほどをお願い申しあげます」使者「かしこまりました。ただ今からお届けにまいります」使者は結納品を包んで席を立ち、女性側の家へ向かいます。