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ゲイとエイズの関係、バランスの具合が難しい

クリニックにエイズの抗体検査を受けるために訪れた人から話を聞くことができた。三十四歳の医療関係者だ。「はじめてです。陰性だということを確認したくて検査を受けに来ました」彼のまわりにいるゲイ仲間たちで、積極的に検査を受けようとする者はあまりいないという。「もし陽性だったらという恐れ、それと自分は大丈夫だというひとり決めです」エイズウイルスの怖さは、男へも女へも、老若にも関係なく、誰もが感染してしまうことである。エイズをゲイ特有の病気だと間違って認識し、しかもそれを、ゲイに対する偏見助長に使うことは許されてはならないことだ。ただ、依然として彼らがエイズ感染者の少なくはない部分を占めていることもまた事実である。ちなみに、クリニック開設以来、三百人の人が検査を受け、三人の感染者が発見されている。ゲイとエイズとの関係を強調しすぎるのも、知らん顔するのもおかしい。このあたりのバランスの具合がいかにもむずかしい。