ひとつのジャンルが飛躍的に伸びるためには、優良な企業が先頭に立ち、同業他社を牽引していかなければならない。競合状態があり、差別化でお互い切磋琢磨し、悪しきコピーを排除しつつ、業界全体の底上げを図る必要がある。専門家が、さかんに質の面を語り、サービスにこだわるのは、駐車場ビジネスで一歩も二歩もリードしつつ先頭を走り、なおかつ、後発部隊がそれに続いてくれなければ、ジャンルとしての総体的伸びをうながせないからだ。快調なペースで走ったはいいが、後方を振り返ったら、だれもいなかった……では、業界そのものの成長はない。大手が参入してくれば知名度が高まり、認知されやすくなるメリットはあるが、弱小はすぐに吸収されてしまう。結局、寡占市場となり、開拓者は隅の方に押しやられるパターンは多い。時間貸駐車場(コインパーキング)の業界は、現在のところ、パーク24が独走しており、先行の利を得ている大手進出の前に一気にスピードアップ、FC(フランチャイズ)展開も絡めここ三、四年がひとつの勝負どころといえそうだ。街の中を歩くと、パーク24に類似の時間貸駐車場(コインパーキング)をみっけることがある。大手企業の系列であったり、なかには経営母体のよくわからないものが交じっていたりする。これはそのまま、時間貸駐車場(コインパーキング)ビジネスの将来性を物語っていると受け止めてもいいだろう。玉石混淆はいつの時代、どのようなジャンルのビジネスにもある。それ自体は、それほど大した問題ではない。
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