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うたの制度に大きな変化

ビートルズが“Closeyoureyes”(オールーマイヘヴィン)とか、(ハードアイズ・ナイト)とか歌うのといっしょで、ビートのきいたしゃべりの拍がそのまま歌になっています。実に立派な「腰つき」をしたうただと思います。曲のリズムと言葉のリズムが互いにキュッとかみ合い、たるみがありません。この歌に欠けているものがあるとすれば、それは「胸騒ぎ」でしょうか。分類すれば「バカ踊りうた」に属するだろうこの歌に胸騒ぎをおぼえるのは、よほどのロック野郎くらいかもしれません。

[参考サイトのご紹介]
水樹奈々 着うたフル(R)&着うた(R)無料検索
http://pc.dwango.jp/index.php/m/portal/a/artist/artist_id/1018

Acid Black Cherry 着うたフル(R)&着うた(R)無料検索
http://pc.dwango.jp/index.php/m/portal/a/artist/artist_id/24504

徳永英明 着うたフル(R)&着うた(R)無料検索
http://pc.dwango.jp/index.php/m/portal/a/artist/artist_id/1181

最上のロックの持つ、パフォーマーとの半ばセクシュアルな一体感に誘い込むパワーが、この歌にはありません。じゃあ、どうしたらいいのか。1つは居直ることです。「歌謡界の若き女王が、16ビートのドラムスの間隙に「ばかにしないでよー」という1句を叩きつけられるんだ。日本のうたも、かなりのところまできたじゃないか」山口百恵(プレイバックPartII、阿木耀子作詞・宇崎竜童作曲、78)について。「うた自体に斬新さはなくても、衣裳もフリもグーだし、それにバックがこれだけゴキゲンにやってればノレますよ」中森明菜(TATTOO、Eurox編曲、88)「だってロックのよさって、シンプルービートにあるわけだもの」。そうかもしれません。80年代は総じてディスコと、いかにもデジタルな16ビートのサウンドが支配した時代です。YMOのインストルメンタル曲が、日本を飛び出して世界に受け入れられ、人々の耳は、実際うたそのものからバックの音に移行し、プリンスやマイケルやマドンナの“フットルーズ”な動きが目からも快いビートを脳に刻んでいた。そんななかで、しかし、うたの制度に大きな変化が進行していたのでした。