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「最近の若者は」論とミスマッチ論

なぜ新入社員は三年で辞めるのだろうか。この問題を考えてみたい。この問題は最近、社会的にもしばしば注目されるようにはなってきた。ただその際、メディアの論調や一般的な議論では、この現象の背景をおおむね二つの原因に特化するトーンが目立つ。一つは「最近の若者は」論で、「近頃の若い連中は我慢強くないよね」とか「辛抱が足りない」「堪え性がない」「ちょっと怒られるとすぐに辞める」といった、若者の「打たれ弱さ」に主な原因を求めるものである。

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もう一つはミスマッチ論だ。これも非常に盛んである。ミスマッチというのはつまり大学から社会に出る段階で自分に本当に合った選択をしていないという状況で、「業界と個人のミスマッチ」「会社と個人のミスマッチ」「仕事と個人のミスマッチ」がある。業界や会社、仕事とのミスマッチは、学生時代の就職活動の段階であまり深く考えないまま漫然と行く先を決めてしまい、実際やってみたら違っていたというもの。企業側からの情報が限られているという原因もある。この二つの議論はけっして間違っているとは思わないが、「近頃の若者は」論は昔からずっと繰り返し言われてきたことであるし、だいたいこれを原因とするならば、「仕方がない」という以外に解決策が見当たらない。