実は自転車の旅の魅力、五感のなかでも特に聴覚と関係が深い。海岸端を旅すれば潮騒が聞こえ、緑のなかを行けば、風に山と森が鳴る音が鼓膜に届く。いずれにしても、自転車の旅とは、視覚、聴覚に代表される五感や、平衡感覚など、要するに感受性を全開にして味わうことのできる旅であって、そこがまた最大の魅力のひとつであることに誰しも異論はないだろう。長い間、自転車に乗っていなかった人がサイクリングの世界に帰ってきたとき、ほとんどの人がこう言う。
[参考情報]
ホテルサンパレス球陽館 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad301206/
ザ・ナハテラス - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad332964/
白骨の名湯 泡の湯 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad361873/
「なんだか、少年時代に戻ったみたいだね」と。そうなのだ。ティーンエイジャーの頃は、誰もが自分を取り巻く世界に対して、もっと強い感受性と積極性を持って生きていた。あの頃感動したものが、今はすっかり消えてしまったというわけではない。ただ、風とか木々とか、そういうものの存在を忘れていたのである。流れ去る風景は、いつのまにか電車の窓や車の窓の背後に退いてしまっていたのである。そう、だから自転車の旅とは、あなたの忘れていた感覚を甦らせ、この世界がまだどれほど面白く、美しく、素晴らしいかを再び教えてくれる旅でもあるのだ。